秩父の黒門通りにあるカフェ&バー「Shu-Ha-Li(シュハリ)」(秩父市番場町)が8月28日、チキンキーマカレーと玉ねぎ丸ごとスープのテークアウト販売を行った。
同店は秩父神社西門前に伸びる黒門通りにある小さなバー。2010(平成22)年、前オーナーから引き継ぐ形で現在の店名に変えオープン。「女性が1人でも気軽に来られる店」として経営している。
黒門通りは、秩父銘仙などの絹織物の生産が盛んだったころ、秩父地域に点在する織屋(はたや)の出張所が並んでいた通りで、昭和初期の雰囲気を残し国の登録有形文化財の貴重な商業建築となっている。
チキンキーマカレーは、開店当初から秩父夜祭りやゴールデンウイークや市内のイベント時などの際にカフェメニューとして販売していたが、新型コロナウイルス感染症の影響でバー営業ができないため、不定期ながらテークアウト販売している。
店主の小松穂波さんはバー経営のほか、「ちちぶエフエム」のパーソナリティーも務めており、同局の加盟店でもある。「今回はいつもの数以上を仕込んだが、常連さん、リスナーさんなど皆さんのおかげで予定数は完売できた」と話す。
同店の主なメニューは、特製チキンキーマカレー(1,000円)、玉ねぎ丸ごとスープ(ブルスケッタとチーズ付、600円)、カレーとスープセット(1,100円)、ラッシー(300円)。チキンキーマカレーは仕込みから完成まで3日、玉ねぎ丸ごとスープは2日ほどかけて作るという。
次回の販売予定は小松さんのフェイスブックで確認できる。