「長瀞トリックアート有隣倶楽部(ゆうりんくらぶ)」(長瀞町長瀞)が2月25日で1周年を迎えた。
同施設は秩父鉄道の保養所として1928(昭和3)年に完成し、1980(昭和55)年に現在の場所に移設。和風建築を生かし、施設内のトリックアートは和をモチーフにしている。「江戸タイムスリップ」「忍者屋敷」「アドベンチャー」「動物」のエリアに分かれており、年に一度、部分的に内容を入れ替え5年で施設内全ての展示を入れ替える予定。
支配人の川田芳之さんは「一枚のアートに対して、さまざまなシチュエーションを想像しながら楽しんでほしい。トリックアートは視覚的な要素が強く、仕組みは単純で、年齢層や国籍問わず楽しめる。撮影に無料で使える小物を用意しているので、より品ぞろえを増やしていきたい」と話す。「着物で街歩きができるプランも用意しているので、当施設だけではなく長瀞や秩父鉄道を利用して秩父地域全体を楽しんでもらえたら」
「今後は観光客だけでなく地元へも周知し、多くの方に来訪いただけるように取り組んでいきたい。来館者は県北や県南からのファミリー層が多く、ハイキングに来たついでに立ち寄り、改めて子や孫を連れて再訪するケースも多い。秩父の絹織物『秩父銘仙』を幅広く知ってもらえるような取り組みや、コスプレイヤー向けに貸し切りで撮影できる企画もできたら」とも。
開館時間は10時~17時(最終入場は16時30分)。木曜定休(春休みは営業)。入館料は、大人=1,000円、中高生=700円、3歳以上=500円、2歳以下無料。