横瀬町公式サイトのトップページ下部に8月から、秩父経済新聞のバナーが掲載されている。
富田能成横瀬町長(写真中央)と井上雅国副町長(写真右から1番目)と、星野邦敏編集長(写真右から2番目)(2019年4月撮影)
秩父経済新聞は、横瀬町が提供するまちづくりの実践や実証試験などを行う施策「よこらぼ」をきっかけに、星野邦敏編集長が2019年7月、横瀬町内に新規法人として「よこぜカンパニー」を設立したことが縁になり、今年6月、開設された。
開設の経緯について、星野編集長は「秩父郡(秩父市、横瀬町、小鹿野町、長瀞町、皆野町、東秩父村)全体でも人口10万人を切っており、埼玉県内で最も人口減少率の高い地域。人口が減少していけば、その街で行われている取り組みや活動がメディアに取り上げられる機会は、より少なくなっていく。しかしながら、毎日のように誰かが何かの活動を、その街でしている。秩父経済新聞があることで、それらの活動をより多くの人に知ってもらい、人が動き、結果的に地域の活性化につながれば」と話す。秩父経済新聞では原則、取材を行って記事にしており、平日1日1記事の更新を目標にしている。
今回のバナー掲載は、日頃から関係のある横瀬町に少しでも貢献できればと、有料バナー広告の募集を知り掲載を申し出た。掲載は来年7月末まで。
「取材を通じて秩父郡の街で活動している皆さんと知り合うことは増えてきたが、横瀬町以外の秩父郡の他の市町村の職員の方々とはまだ知り合えていない。もし知り合うことができて関係性ができたら、同様にバナー掲載などもすることができたら」と星野編集長。
富田能成横瀬町長は「町で取り組んでいる『よこらぼ』が縁で、こうした新たな展開が生まれてきたのは素直にうれしい。横瀬は、自然環境豊かで都心からのアクセスも容易な住みよい町だが、いかんせん知名度が低い。秩父経済新聞の記事を通して、町のことを多くの人に知っていただければありがたい」と話す。