「秩父ウイスキー祭」が2月19日、秩父神社(秩父市番場町)周辺で開催され、全国各地や海外から約2500人(実行委員会発表)のウイスキー愛好家が訪れた。
ウイスキーの文化や魅力を広く発信しようと2014(平成26)年から開催している同イベントは今年で10回目。秩父地域を中心に埼玉県内外のバーテンダーら有志で組織する実行委員会が主催してきた。コロナ禍で8、9回目はオンライン開催となり、今回は3年ぶりの現地開催。チケットは昨年12月に即日完売していた。
当日、会場周辺はウイスキーの香りに包まれ、来場者らは会場のあちこちでウイスキー談義に花を咲かせた。秩父神社、ちちぶ地場産センター、秩父駅前の大テント会場には約60社の試飲ブースが並び、ウイスキーをより深く知るセミナーも行われた。同イベントスタッフが選定した会場限定ボトルの抽選販売も行った。
友人同士で訪れたという30代のグループは「今回が3回目の参加。イチローズモルトなど、日本のウイスキーが気になっている」「オンラインのウイスキー祭にも2回とも参加した。やはり現地で参加できるのはいい」と笑顔を見せる。
実行委員長の横田武志さんは「一年一年続けてきて、10年という積み重ねになり、ここまで来られた。スタッフみんなの力」と話す。