寄居町にある埼玉県立川の博物館(通称「かわはく」=寄居町小園、TEL 048-581-7333)が8月1日で25周年を迎えた。
1997(平成9)年に開館した同館は、埼玉県の中心を流れる荒川とその支流をテーマにした博物館で、昔から人々が治水に努めながら川の恵みを利用してきたことなど、川と人の関わりや文化を展示。近年は川を巡る自然や環境についても発信している。
当日は記念イベントとして、日本一の大きさの大水車を回すイベントが行われた。北陸地方から県内の実家に帰省中の高山さん家族3人が、開館時間の9時に合わせて特製の赤い大きなボタンを押すと給水塔から水が流れ出し、バケットと呼ばれる水受けにたまった水の重みで水車がゆっくりと回り始めた。
長男の優成さんは「あんなに大きな水車が水の力で回るのはすごいと思った」と驚き、次男の恵佑さんも「押したボタンが思ったより軽かった」と話していた。
同館統括マネジャーの二川真一郎さんは「子どもたちが遊んで学べる従来にない博物館として25年間やってきた。これから30周年、40周年と、多くの人に愛され続ける施設を目指して頑張っていきたい」と話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館(8月中の土曜・日曜・祝日と11日~15日は18時まで閉館を延長、8月は無休)。入館料は、一般=410円、学生=200円、中学生以下無料。