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キッチンカーのクレープ・ワッフル店「Anela(アネラ)」 秩父出身の夫婦が開業

Anelaのキッチンカー

Anelaのキッチンカー

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 秩父地域を中心にキッチンカーで移動販売を行うクレープ・ワッフル店「crape waffle Anela(クレープ ワッフル アネラ)」が4月29日、営業を始めた。

Anelaのクレープには、天使の羽の形のクッキーがのる

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 同店はクレープとワッフルの専門店で、生クリームやマスカルポーネホイップ、チョコホイップを使ったクレープ、クリームを使わないシュガーバターやチョコソースを使う甘いクレープなど35種類、エビアボカドやお好み焼きなどの甘く無いランチクレープ14種類、チョコやホワイトチョコやストロベリーチョコでコーティングしたワッフルバー3種類を用意し、それぞれバナナや生クリーム、チーズやソーセージなどのトッピングもできる。持ち帰り用に簡単なラッピングも行う。

 店主の山中泉さんは11年間、専業主婦だった。その間、子育てをしながら家事に努めていて、特に料理が好きだったという。夫の千治さんが新型コロナウイルスの影響で、トレーラーのドライバーの仕事が減り、「このまま転職したり仕事を探したりするのではなく、自分で仕事を作った方がいいのでは」と昨年1月ごろから起業について調べ始めたという。

 当初は千治さんが休みの日にドライバーの仕事以外にも働ける事業として、兄や母に手伝ってもらう予定だったが、今年1月に妻の泉さんを説得して店主になってもらった。泉さんは「キッチンカーがブームになっていることや、私がクレープ店で十数年前にアルバイトをしていたことから、クレープ店がいいのではと思った」と振り返る。

 同店のコンセプトやロゴ、メニュー、包装紙のデザインやキッチンカーの外装は全て千治さんが手がけている。「やりたいと思ったら何でも自分でやりたくて、パソコンを持っていなかったので今年1月に購入して、一から検索サイトで使い方を調べた。手探りでパソコンソフトを使ってロゴをデザインし、『天使がクレープを持っていたらかわいいかな』などと考えながら作ってみた」と苦労を明かす。

 泉さんは「店名の『Anela(アネラ)』はハワイ語で『天使』の意味があり、クレープに天使の羽の形のクッキーをのせることで、アネラのクレープが完成する。クッキーが無くなるとクレープができないので、毎日コツコツと焼いている。アネラのキッチンカーを見かけたら、地元の方や観光の方、学校帰りの学生さんにも気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。

営業時間は11時~17時。出店先はSNSで公開する。

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