秩父の「押し花サロンkumiko(くみこ)」が10月31日~11月3日、アトリエ&雑貨店「アトリエ タジマジ」(秩父市中村町)で「押し花教室展」を開催した。期間中、講師の福田久美子さんと生徒6人の作品を展示。同サロンによる展示会は4回目。
押し花の作品作りは、画材となる草花を集めてくるところから始まる。生花店で買ったり、山で採取したり、自身で育てたものを使ったりすることもある。収集してきた草花をなるべく短時間で乾燥させる技法で、鮮やかな草花の色を出している。
福田さんは20年ほど前に足を運んだ押し花の体験会で、草花だけでなく「イチゴ」が押せることにカルチャーショックを受けたという。押し花で表現するさまざまな技法を学びながら、インストラクターの免許を取得。15年ほど前から生徒を持ち始め、教えてきた生徒は30人ほど。病院や介護施設で、ボランティアで教えたこともある。
「押し花の作品といっても、表現方法はさまざま。草花を配置して花束や動物や食べ物などの具体物を表現したり、絵画や写真と合わせて風景を表現したりすることも。今後は秩父のすてきな風景を、鮮やかな押し花で作品にしていきたい」と福田さんは話す。