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秩父の浅賀ちょうちん店、「みなの里山アートピックフェス」協賛ちょうちん手掛ける

協賛ちょうちんを手描き中の浅賀さん

協賛ちょうちんを手描き中の浅賀さん

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 皆野町のMahora稲穂山で11月7日に開催される「みなの里山アートピックフェス」の協賛ちょうちんを「浅賀ちょうちん店」(秩父市宮側町、TEL 0494-22-1539)が手掛けた。

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 同フェスは、食と芸術と音楽などアートにふれるイベント。同イベントを応援する企業・団体・一般を募集し、名入れちょうちんを浅賀ちょうちん店が手掛けた。

 1900(明治33)年創業で、5代目店主の浅賀康祐さん夫婦や両親など6人で家族経営している同店。祭り用や店舗用などのちょうちんを手描きで制作している。開店用花輪も取り扱っている。

 秩父は祭りの多い地で一年中どこかでお祭りが行われており、特に春から秋にかけて多く、冬は秩父夜祭も全国的に知られており、ちょうちんの需要が多い。その他の時期は人形なども販売している。

 浅賀さんによると、岐阜ちょうちん(岐阜県岐阜市)、八女ちょうちん(福岡県八女市)、水府ちょうちん(茨城県水戸市)が三大産地で、注文に応じて取り寄せ手描きで制作している。

 浅賀さんは「描くようになって20年以上たち、誰にも教わることなく描き続けてきて、やっとお客さんに色やデザインなどが提案できるようになってきた。コロナ禍で祭りなどが自粛になり、ちょうちん制作にも影響が出ている。こうしたイベント協賛は助かり、これからは徐々に祭りやイベントの動きに期待したい」と話す。「祭りやイベントに出向き、その場の様子などSNSを使って配信活動も行っていければ」とも。

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