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皆野町で期間限定「100日後に閉店するバー」 地域おこし協力隊が企画

100日間限定のイベント「100日後に閉店するBAR」

100日間限定のイベント「100日後に閉店するBAR」

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 皆野町の「居酒屋ぽんたさん家(ち)」(皆野町皆野)で1月27日、100日間限定イベント「100BAR~100日後に閉店するBAR(バー)~」が始まった。

ジンギスカン定食(1,100円)

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 同店と同町地域おこし協力隊のコラボとなる同イベント。料理人を務めるのは北海道出身で、道内5店の総料理長を担当していた谷岡憲さん。同イベントの発起人は同隊の東廉太郎さん。東さんとの縁で谷岡さんは、昨年12月に皆野町に遊びに来た。谷岡さんの仕事が12月に終わることから、同イベントの企画が始まった。

 東さんは「スナックの運営は自分がやりたいことの一つだった。谷岡さんの作る料理がおいしいので、『100日限定で、皆野でバーをやらないか』と声をかけた。谷岡さんが来てくれることが決まってから、皆野の飲食店全体を盛り上げるため、地域活性につながる一つのロールモデルとして、チャレンジショップとして協力してくれる店を探した。」と振り返る。

 同隊員の中嶋仁さんが同店に通っていたことをきっかけに、店主のミキさんに相談したという。ミキさんは「協力隊がいろいろな活動をしているのを知っていたので、どこかで応援したいと思っていた」と話す。

 イベント期間中のメニューは、北海道で料理をしていた谷岡さんならではのザンギ定食やジンギスカン定食(以上1,100円)、ホッキカレー(1,000円)などで、「日々ブラッシュアップしていく」という。谷岡さんは「北海道と皆野の素材をアレンジして、喜んでもらえるように作っている。北海道では締めにパフェを頼む人が多いので、締めパフェ(780円)も楽しんでほしい。おいしいものが作れれば、地域おこしに協力できるのでは。食事を通して皆野町活性化の手伝いができれば」と力を込める。

 「12月に皆野町に来た時に町に住む人たちと出会って人の良さを感じ、この町で働いてみたいと思った。まだオープンして間もないが反響も大きく、応援してくれる人が多い。こんなに温かくしてくれる町は他にないのでは」とも。

 東さんは「(文字通り)『100日後に閉店する』イベントだが、通常営業に戻るだけで、ぽんたさん家が閉店するわけではない。101日後につなげるためのイベントにしたい。従来の常連客には今回のイベントを楽しんでもらい、新しいお客さまには、今後のぽんたさん家に来店してもらえるよう頑張りたい。今回のイベントは長い目で見て今後、皆野や秩父の飲食店にも展開していく構想の1つとして行なっている。町には新しい店も増えてきたので、当店に来た人が次に近隣の店を楽しめるような、周りの飲食店、皆野町、秩父地域がつながれるイベントにできれば。」と力を込める。

 イベント期間中はランチ営業も行う。ランチ=11時30分~13時45分(ラストオーダー)、ダイニングバー=17時~24時、水曜定休。5月7日まで。

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