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秩父フードクリエイツ、ジャーキー発売 秩父の酒に合う和テイストに

(左から)「豚みそジャーキー」「豚タンジャーキー」「鹿ジャーキー」「猪ジャーキー」

(左から)「豚みそジャーキー」「豚タンジャーキー」「鹿ジャーキー」「猪ジャーキー」

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 秩父フードクリエイツ(秩父市中町)が2月10日、ジャーキー4種類を発売した。鹿、イノシシ、豚タン、豚みその品揃えで、地域の食文化や特産品に着想を得た同商品。昨年12月に稼働した同社の加工施設「ちちぶジビエ市場」で加工する。

じばさん商店などで取り扱う

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 「豚みそジャーキー」は秩父の郷土料理「豚みそ」から、「豚タンジャーキー」は秩父のホルモン文化から、それぞれ着想を得て開発した。「鹿ジャーキー」には同施設で解体処理した鹿肉を使い、「猪(いのしし)ジャーキー」は国産のイノシシ肉を仕入れている。

 これまで同社では犬・猫用のペットフードを製造していたが、客から「人が食べられる商品はないのか」という声が寄せられていた。同施設を設立し、従業員として食品衛生管理者を迎えたことで、ようやく「人向け」の商品化が実現したという。

 社長の福島剛さんは「コロナ禍をきっかけに飲食店から製造業へも事業を広げた。鹿肉の解体から加工製造、販売まで行う六次産業化に取り組んで秩父の新名物を作り出し、少しずつ雇用拡大にもつなげていきたい。秩父では日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、ビール、どぶろくなど、多様な酒を造っている。今回のジャーキーは、さまざまな酒に合うように工夫した」と話す。

 商品の味付けは福島さんの和食の板前としての経験を生かしている。自家製めんつゆのもとになる「かえし」をアレンジして「ほんのり和のテイスト」に仕上げたという。無添加にこだわり、約10時間、肉をタレに漬け込んでから乾燥させている。

 価格は1,500円前後で、店舗により異なる。和風ダイニング「おだし料理と土鍋ごはんの店DAdA(ダダ)」、秩父郷土料理の店「食彩秩父じんじんばあ」、「じばさん商店」、「道の駅 果樹公園あしがくぼ」、ウイスキー祭実行委員が経営する店(BAR Te・Airigh、cafe&bar Shu-Ha-Li、Bar Snob、Craic、CASTA、the highlander inn chichibu、蔵部 るみん)で取り扱う。今春には「祭の湯」でも取り扱う予定。

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