秩父札所1番「四萬部寺」(秩父市栃谷、TEL 0494-22-4525)の茶室で12月1日、座禅とお茶を組み合わせたワークショップが開催される。主催は、横瀬町の地域おこし協力隊の福田春加さんと同寺副住職の丹羽隆浩さん。
福田さんは現在、日本茶アドバイザーの資格取得に向けて勉強中で、お茶やお茶に合う菓子などを作ったり、お茶の生産にも挑戦したりと活動している。今回のイベントは、丹羽さんが寺の縁側を活用した「寺カフェ」を構想していたことがきっかけとなり、共通の友人を通じて福田さんと出会ったことから始まった。福田さんの過去のワークショップに興味を持った丹羽さんと意気投合し、2人で企画を進めた。
当日のワークショップは1時間半~2時間程度、同じ内容で午前と午後の2回開催。座禅の後、お茶のいれ方をレクチャーし、和紅茶や煎茶をベースにスパイスやハーブを組み合わせる「セルフブレンド」の体験を行う。スパイスやハーブは名前を伏せた状態で提供し、直感で組み合わせを楽しむ趣向。福田さんは「頭で選びがちな日常から離れ、五感を活用して新しい発見をしてほしい。緑茶とカルダモン、紅茶とクローブなど、さまざまな組み合わせを試すことで、新しいお茶の魅力を発見してもらえたら」と話す。
「我流のお茶のいれ方と、お薦めのお茶のいれ方とを飲み比べてもらい、いれ方による味の違いや、1煎目と2煎目の変化も楽しんでほしい」と福田さん、丹羽さんは「座禅やお茶をゆっくり味わうことで、日常に余白を作り、心を落ち着ける時間を過ごしてほしい」と、それぞれ呼びかける。座禅を行うため、ゆったりとした服装での参加を勧める。
ワークショップは10時~と14時~。料金は2,000円で、土産付き。申し込みは、同寺の電話とインスタグラムのDMで受け付ける。