見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

小鹿野町で舞台「サーカス歌舞伎」 地歌舞伎と現代サーカスを融合

「サーカス歌舞伎~尾ノ内沢の龍~」メインビジュアル

「サーカス歌舞伎~尾ノ内沢の龍~」メインビジュアル

  • 0

  •  

 小鹿野町の地歌舞伎と現代サーカスを融合させた舞台「サーカス歌舞伎~尾ノ内沢の龍~」が12月15日、小鹿野文化センター(小鹿野町小鹿野)で上演される。尾ノ内渓谷の龍伝説を元にしたオリジナルの物語で、原作・脚本・演出を手がけ主演を務めるのは、小鹿野高校卒業生のパフォーマー村岡友憲さん。

舞台の重要な要素である「龍の頭」

[広告]

 地域の人や文化にも触れ「子どもたちが小鹿野を離れても、大人になったときに『小鹿野に戻りたい』と思えるような体験を届けたい」との思いから「小鹿野アートプロジェクト」を立ち上げ、地域住民やアーティストと共に舞台制作を進めている。

 当日はシルク・ド・ソレイユの入団歴を持つアーティストや、国内外の大会での受賞経験者を含むプロフェッショナル10人と、地元のダンススタジオ「スタジオフィッツ」から8人が出演予定。マーシャルアーツ、エアリアルストラップ、ジャグリング、ハンドバランスなど、さまざまなジャンルのパフォーマンスを行う。

 舞台装置や衣装制作には地元の大工・?製の職人や、縫い物が得意な女性たちが協力。舞台の重要な要素である「龍の頭」は杉の丸太から彫り、鹿の角や毛、山鳥の羽などを使った、手縫いの衣装には秩父の伝統的な絹織物である秩父銘仙の織元「逸見織物」の生地を取り入れるなど、秩父の自然や特色を随所にちりばめた。

 舞台前方には半円形の張り出しを設け、アクロバット演出を引き立てる工夫も施す。村岡さんは「舞台では1センチでも間違えば大けがにつながるようなシビアな技も披露する。舞台装置や照明の調整には細心の注意を払い、出演者が安全に全力で演技ができる環境を整え、観客に迫力や感動のパフォーマンスを届けたい」と話す。舞台制作費用の一部はクラウドファンディングで賄う。12月31日まで支援を受け付けており、支援者には公演映像の視聴や地元銘菓の詰め合わせなどをリターンとして用意する。

 14時15分開場、15時開演。チケットは、一般=3,000円、学生=1,500円、小中学生=1,000円(幼児=膝上無料・席あり=1,000円)。オンライン、小鹿野町役場、小鹿野文化センターで扱う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース