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ちちぶ乾杯共和国が2周年 秩父地酒のペアリング・アピールも

「ちちぶ乾杯共和国」の2年前の建国時のイベントの様子(写真提供=ちちぶ乾杯共和国)

「ちちぶ乾杯共和国」の2年前の建国時のイベントの様子(写真提供=ちちぶ乾杯共和国)

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 「ちちぶ乾杯共和国」が9月8日で2周年を迎えた。

投稿写真のイメージ(写真提供=ちちぶ乾杯共和国)

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 秩父地域は、日本酒をはじめ、ワイナリー、ウイスキー蒸留所、クラフトビールのブリュワリーなどがあり、8種類の酒が地域内で造られている酒どころ。そこで「ちちぶ乾杯共和国」と称して、「ちちぶ」と言ったら「乾杯共和国」と応えて、この合言葉と共にグラスを交えて秩父地域を盛り上げていこうとする企画。

 現在は、秩父地域の酒造メーカーや旅館、飲食店、土産物店など34店が加盟しており、スマホアプリでポイントを獲得でき、酒の情報を入手できる「ちちぶ乾杯共和国パスポートアプリ」の運営も行っている。

 秩父地域に酒造会社が集まっている背景には、さまざまな祭りがほぼ毎日行われていて祭りで多くの酒が消費されてきたこと、東京湾に注ぐ荒川の源流は奥秩父連峰から流れ出ていて清らかな水が豊富にあること、夏と冬また日中と明け方の寒暖差が激しい気候であることなどが挙げられるという。

 2019年9月8日に埼玉県の事業として制定されたことを記念して、この日を「ちちぶ乾杯共和国」の建国記念日としている。建国の日の式典には、埼玉県知事や関係者などが「西武秩父駅前温泉祭の湯」の駐車場や広場に集い、にぎやかなセレモニーが行われたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、イベントを開催できない状況となっている。

 そこで今年の取り組みとして、インスタグラムを通して家庭内での料理や酒を楽しんでいる様子の写真を公募し、選ばれた投稿にはオリジナルの酒を進呈する「秩父地酒ペアリングキャンペーン」を9月23日まで、行っている。

 事務局を務める「秩父地域おもてなし観光公社」の担当者は「秩父地域で暮らす人、秩父を離れても秩父を思う人、ボランティアや観光客など、秩父地域を愛する人は全員『ちちぶ乾杯共和国』の国民であるとしている。今は皆さんと会って乾杯はできないが、家庭内でのんびり秩父の酒を楽しんでほしい」と応募を呼び掛ける。

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