秩父市大滝の紅葉が徐々に色づき始め、秋の紅葉シーズンが始まった。今年も「奥秩父大滝紅葉まつり」を行う。
市内各所に紅葉スポットはあるが、中でも大滝は南関東でいち早く葉が色づくエリア。「奥秩父一の美観」とされる中津峡、渓谷を赤く染める大血川渓谷とその付近にある金蔵落しの渓流など、紅葉の名所が多い。
秩父湖周辺が紅葉の名所になっている「二瀬ダム」(大滝)では、紅葉の見頃期間中は毎日17時~21時にライトアップを行い、夜の紅葉を楽しむことができる。
今年の紅葉の状況について、同支部担当者は「天気や気温で紅葉の見頃の時期は変わる。今年は10月にも夏日が観測され、例年に比べて葉の色づきが遅れている。10月に入ってから毎週末に葉の色付き具合を観察しているが、10月下旬になって葉が色付き始めてきた。これから紅葉のベストシーズンに入り、11月中旬頃までが見頃となる」と話す。
奥秩父大滝紅葉まつり期間中の11月2日・3日、9日・10日には、秩父観光協会大滝支部が光岩園地(「光の村秩父自然学園」向かい)で臨時の観光案内所を設け、地元の特産品販売を行う。同担当者は「多くの観光客が来場し、毎年にぎわう恒例のイベント。郷土料理の中津川いも田楽など、地域の人が地元の食材を使った料理や特産品を販売する。光岩園地の近くにある金蔵落しの渓流の紅葉を見ながら、イベントを楽しんでいただけたら」と呼びかける。
「奥秩父大滝紅葉まつり」の開催時間は10時~15時。特産品の販売は、なくなり次第終了。二瀬ダムのライトアップは11月17日まで。