「西武秩父駅前温泉 祭の湯」(秩父市野坂町)特設会場で5月3日~5日、「秩父クラフトビアフェス」が開かれた。
当日は「秩父麦酒醸造所」(下吉田)と「矢尾本店」(別所久保ノ入)が販売するクラフトビール17銘柄を提供したほか、地元高校生吹奏楽部や大道芸人のステージショーがあり、キッチンカーも出店。併せて、同館内に昨年12月にオープンした立ち飲みスポット「酒匠屋台ウォールタップエリア」が「Chichibu The Craft」に改名した。
西武レクリエーション(所沢市)の山口暢久さんは「秩父のクラフトという点にこだわっていきたく『Chichibu The Craft』に改名した。秩父のクラフトビールやワインの個性や魅力を知ってもらい、お気に入りを探してほしい。気に入った商品があれば購入していただけたら」と話す。
同日、矢尾本店が手がけるクラフトビール「FEST365」の新商品「8月15日の瀞(とろ)あかり」を先行販売した。今後Chichbu The Craftで提供予定。矢尾本店製造部の上山宏樹さんは「みずみずしいかんきつの香りで、心地良い酸味を楽しめる味になっていて飲みやすい。長瀞船玉まつりが商品名の由来。その日に飲んでもらったり、祭りを知らない人がこのクラフトビールをきっかけに調べたりして、祭りに足を運んでもらえたら」と話す。
山口さんは「将来的には『Chichibu The Craft』で秩父の酒造と協力して、ウイスキーや日本酒もたるからつぎたてを提供できたら。唯一無二な場所にしていきたい」と意気込みを見せる。