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横瀬「駅前食堂」間借りのモーニング営業が1周年 「チャレンジ続ける」

あやね’s モーニングの相馬さん。

あやね’s モーニングの相馬さん。

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 西武鉄道横瀬駅に併設する「駅前食堂」で6時~9時に間借り営業を行う「あやね’s モーニング」が4月3日で1周年を迎えた。

定番メニューの「レベチ=レタス・ベーコン・チーズ」

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 駅前食堂は2021年10月から、地域商社「ENgaWA」(横瀬町横瀬)が運営。観光案内所や土産品の取り扱いも兼ね、9時~17時に営業している。以前、スタッフとして勤務していた相馬彩音さんが横瀬駅周辺に同店しかないことや、9時以前は営業していなかったため「モーニング営業をしたらどうか」と提案したところ、昨年3月に試用期間を設けることになったという。

 相馬さんは「朝の時間帯に駅の利用客がどれくらいいるのかを計測したり、アンケート調査なども行い、4月にモーニング営業を始めた。当初は自分が中心になってやるつもりではなかった」と振り返る。

 相馬さんの本業は横瀬児童館勤務で、同店のモーニング営業がある日は仕事をかけ持ちしている。「お客さまや他のスタッフから体力を心配されることもあるが、喜んでくれる人がいるので、気付けば1年続いていた」と相馬さんは話す。

 メニューは3種類から選べるホットサンドのセット(750円、学割500円)で、コーヒー、サラダ、みそ汁やヨーグルトなどが付く。テイクアウトはホットサンドとコーヒー(550円)。「最初はホットサンドとコーヒーとサラダだけだったが、寒い日には温かい汁物が欲しいかな、デザートにヨーグルトをつけてENgaWAのジャムをのせたらおいしいかな、とボリュームアップしていった」と話す。メニューに添えるメッセージカードは全て手書きで、10枚集めるとトッピングと交換できる。

 相馬さんは「今までに作ったホットサンドのレシピは100を超える。定番メニューは『レベチ=レタス・ベーコン・チーズ』と『フレッシュ=トマト・ベーコン・レタス』で、毎回1種類は自分のチャレンジレシピやリクエストされたもの。あんを炊いてみたり、おにぎりを出してみたり、甘いメニューやしょっぱいメニューを出したりするなど、前日の仕入れの際にメニューは決めている。横瀬町はチャレンジする町を掲げているので、私自身もいろいろとチャレンジしてみようと思っている」と話す。

 「お客さまの中には、『メッセージカードを読んで仕事が頑張れた』『モーニングがあるから早起きできるようになった』と言ってくれた人もいる。臨時休業や臨時営業の情報やメニューはインスタグラムに掲載しているので、来店前にチェックしてもらえたら」と呼びかける。

 営業は月曜・水曜・金曜の6時~9時。売り切れ次第終了。

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