秩父の武甲山登山者向けに「武甲山登山駐車場」が完成し、4月1日から供用を始める。
武甲山登山はいくつかのルートがあり、横瀬町からの登山者は「一の鳥居 登山口」を利用する。一の鳥居とは同山山頂にある「武甲山御嶽神社」の鳥居で、同登山口までは横瀬駅から徒歩だと1時間30分ほどかかる。車では約12分で到着するため、同登山口までは自動車を利用する登山客も多い。
一の鳥居 登山口すぐ近くにある「一の鳥居駐車場」は約30台が駐車可能。ハイシーズンには、駐車場からあふれた自動車が途中の道路に路上駐車するケースも多く、以前から新しい駐車場の設置に関する要望も出ていた。
今回完成した「武甲山登山駐車場」は「一の鳥居駐車場」より200メートルほど手前、生川河川敷を整備して駐車場への進入部の一部をアスファルトで舗装した。約50台が駐車できる。
横瀬町振興課の関口さんは「2年前に一の鳥居駐車場に観光トイレを新設し、利用者も多い。コロナ禍以降、今まで以上に登山客が増えた印象がある。5月1日は武甲山山頂で山開き祭典を行うこともあり、整備が間に合って良かった」と話す。
「河川敷の駐車場なので、登山に適さないような大雨などでは、川も増水するため登山のルールを守って利用してほしい。路上駐車がなくなり、登山者により快適に登山を楽しんでもらえれば」とも。
利用料は無料。