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秩父の食材を使った限定スイーツ 女子栄養大・食文化栄養学科の学生が開発

女子栄養大・食文化栄養学科の学生が秩父の食材でスイーツ開発

女子栄養大・食文化栄養学科の学生が秩父の食材でスイーツ開発

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 秩父地域の食材を使った限定スイーツ「酒かすのテリーヌ 柿ソース」「黄金カボスのブールドネージュ」の提供が11月25日、登録有形文化財の建物をリノベーションした「小池カフェ」(秩父市番場町)で始まった。

酒かすのテリーヌ 柿ソース

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 スイーツメニューは、秩父地域おもてなし観光公社(秩父市熊木町)が女子栄養大学(坂戸市千代田)食文化栄養学科の学生と協力し、秩父地域の食材を使って開発したもの。希望する秩父地域の事業者へは、レシピの公開も行う。

 レシピを考案したのは、同大4年の楢崎帆夏さん。楢崎さんは8月にも地元食材を利用して3種のパンナコッタを開発しており、2度目の挑戦となる。前回は秩父市、横瀬町、皆野町の食材を使ったので、今回は長瀞町の柿、小鹿野町の黄金カボス、秩父市の酒かすを使った。楢崎さんは「初めはテリーヌのみの予定だったが、素材の味を楽しんでほしいので2種類のスイーツを開発した。ブールドネージュを作る際にカボスを多く加えてしまうとしっとりしてしまうので、サクッホロ感とカボスの風味を生かすのに苦労した」と振り返る。

 「メニュー提案を通して、秩父地域の食材やその作り手の思いをより深く知りたいと思い、生産者を実際に訪問した。食材の特徴やおいしい食べ方や、食材のおかれている現状なども学ぶことができた」と楢崎さん。

 前日24日に試食会を行い、食材の生産者たちも参加した。「生産者の皆さんが生産物を大切にしていて、次の世代につないでいきたいという強い思いも感じた。多くの方にカフェメニューを通して秩父地域の食材の魅力を感じてもらい、地域振興につながれば」と期待を込める。

 「酒かすのテリーヌ 柿ソース」は800 円。「黄金カボスのブールドネージュ」はドリンクのみの注文客へサービスとして提供する。

 小池カフェの営業時間は金曜・土曜・日曜・祝日の12時~16時30分。

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