食べる 買う

秩父のバーが熟成樽や蒸溜器を模したチョコレート イチローズモルト使う

BAR Te・Airighの専属パティシエ・赤岩さん

BAR Te・Airighの専属パティシエ・赤岩さん

  • 34

  •  

 秩父のバー「BAR Te・Airigh(バー チェ・アリー)」(秩父市宮側町)が11月3日、秩父のウイスキー「イチローズモルト」を使った「秩父ウイスキーチョコレート熟成樽(たる)&蒸溜器型」を発売した。

イチローズモルトを蒸留する際に使う蒸溜器と、熟成する際に使う熟成樽を模している。

[広告]

 ウイスキーを中心に扱い、ウイスキーだけで1000種類ほど、イチローズモルトだけでも約100種類を扱っているという同店。店主の横田武志さんは2014(平成26)年にスタートした「秩父ウイスキー祭」の実行委員長を務め、日本のウイスキーや秩父のPRのために海外のイベントなどにも出店している。

 同店では、専属パティシエの赤岩淳江さんが秩父のフルーツや酒を使ったスイーツも提供。道の駅果樹公園あしがくぼ(横瀬町芦ヶ久保)の「いわざくら館」でも、秩父産の食材を使った焼き菓子やチョコレートなどを土産物として販売している。

 イチローズモルトの「リーフシリーズ」と呼ばれる3種のウイスキーを使った「リーフシリーズウイスキートリュフチョコレート」(3粒入り、1,080円)、2020年にコロナ禍に苦しむ飲食店のためにリリースされていたシルバーラベルと呼ばれる「イチローズモルト モルト&グレーン505」を使ったチョコレートケーキ「シルバーウイスキーショコラ」(648円)など、ウイスキーを使ったスイーツ作りにも力を入れている。

 今回発売したチョコレートは「ホワイトラベル」と呼ばれるウイスキー「イチローズモルト モルト&グレーン」を使っている。デザインはイチローズモルトを蒸留する際に使う蒸溜器と、熟成する際に使う熟成樽を模している。実物を工場で写真に撮り、高さ5センチのサイズに縮小した3Dデータからシリコン型を作ったという。

 赤岩さんは「トリュフチョコレートに次ぐ商品開発を考える中で、秩父らしく、そしてチェアリーらしい商品として今回のオリジナルチョコレートを作った」と話す。コーティング用のチョコレートの中に、ホワイトラベルを使った生チョコと、荒く刻んだ秩父産のクルミを入れ、「ウイスキー感を十分に感じてほしい」との思いからアルコールは飛ばしていない。

 「食感を楽しんでもらえるようにクルミを入れた。チョコレートは冷蔵庫から取り出してすぐはパリッと固い食感、時間がたつと周りも柔らかくなって中のクリームもトロリとしてアルコールの感じ方も変わってくる。好みのタイミングで、好きなウイスキーなどと合わせて楽しんでほしい」と赤岩さんは呼びかける。

 価格は、熟成樽と蒸溜器型の4個入りで1,188円。道の駅果樹公園あしがくぼ「いわざくら館」の営業時間は10時~16時。「バー チェ・アリー」の営業時間は17時~23時(水曜定休)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース