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秩父で「フラダンスフェス」 ダンサー300人超参加、90曲披露

県内外から300人を超えるダンサーが参加した

県内外から300人を超えるダンサーが参加した

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 フラダンスのイベント「秩父フラフェスティバル」が9月3日、秩父ミューズパーク野外ステージ(秩父市田村)で行われた。

「フラ ナニモアナ」の主宰を務める豊田さん

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主催は秩父市でフラダンス教室「フラ ナニモアナ」の主宰を務める豊田広美さんで、秩父開発機構が共催。参加したダンサーは県内外の24教室から300人以上で、全90曲を披露した。

 豊田さんは以前、秩父ケーブルテレビのアナウンサーを務めていた。友人に誘われてジャズダンス教室に通っていたが「高齢になっても続けられるダンスはないか」と探していたところ、群馬県高崎市を中心にフラダンス教室を開いていた講師が秩父でも教えている事を知り、2001年ごろからフラダンスの道へと歩み始めたという。「当時は秩父にはダンス教室が少なかった。社交ダンス教室はあったが、その頃の私には敷居が高く、フラダンス教室は通いやすそうだと感じてすぐに始めた」と振り返る。

 その後、豊田さんは練習を重ね、2010(平成22)年には師匠から「フラ ナニモアナ」の名をもらい、自身でも教室を開くことになった。「『Nani(ナニ)』はハワイ語で『美しい』、『Moana(モアナ)』は広い海を表していて、広美の名前から命名してもらった」と豊田さんは話す。

 1クラス10人ほどで教室を始め、多い時には80人ほどを指導。現在では小学校低学年から70代までの生徒50人ほどを教えている。「昔から教えているメンバーは、生徒というより友人のように仲が良くて、一緒にイベントに出演することもあり、心強い」とも。

 同イベントは2017(平成29)年に始まり、今年で6回目を迎えた。「当初は企画して、出演者を募って、タイムスケジュールを組んで、司会からナレーションまで自分でやっていた。大変だけれど、舞台を作るのは楽しい。イベントを始めたことで、生徒たちの意識が変わって、今までよりさらに熱心に取り組むようになり、上達も早くなったように感じる」と話す。

 当日はステージの他、ハワイアン料理やカレーなどの飲食店5店と、ハワイアングッズなどを取り扱うショップ5店が出店した。「毎年恒例のイベントになっているので、マンネリ化しないように考えないといけない。ゆくゆくは『伊香保ハワイアンフェスティバル』のような大きなハワイアンイベントを秩父でも開けたら。自分一人ではできないが、もっとたくさんの飲食店やフラショップなどに参加してもらい、ショップ等の他にも賛同してくれる方を募り、多くの人に楽しんでもらえるような秩父フラフェスティバルにしていきたい」と豊田さんは期待を込める。

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