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寄居町の泊まれるオーガニックレストラン「むじゃき」が1周年

シェフの赤野史弥さんとオーナーの上田嘉通さん

シェフの赤野史弥さんとオーナーの上田嘉通さん

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 寄居町の泊まれるオーガニックレストラン「mujaqui」(むじゃき)(寄居町寄居)が8月18日で1周年を迎えた。

ディナーメニュー一例

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 同店は「人間と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にある」という意味を表す「身土不二」をコンセプトに、オーガニックの野菜を使った料理を提供している。寄居町出身で店主の上田嘉通さんが「むじゃきな大人と子どもの原風景が生まれる、町のハブのような場所をつくりたい」という思いで開いた。

 「むじゃきの店名には『大人だけど、いい意味で子どもらしい素直さがある人たち』という意味を込める。料理についても、余計な手を加えずに素材の味をシンプルに引き出すことを大切にしている」と上田さんは話す。

 食材は、寄居町を中心とした県北西部の農家が生産した野菜を中心に、上田さんが直接足を運んで「ほれ込んだ」という生産者の食材を仕入れ、シェフの赤野史弥さんが自ら育てた野菜も使う。肉は地元をはじめ、北海道のエゾジカや山口県周防のイノシシなどは猟師から直接仕入れている。ランチメニュー(1,430円~)では9種類の前菜を用意する。

 赤野さんは「お客さまに時間をかけて料理の説明をさせていただくなど、都会の店ではできないことを、たくさんやりたい」と話す。

 店内は、客席からキッチンが見えるように工夫している。上田さんは「『おいしい』以上に『好きになってもらう』ことを目指している。食材を届けてくださる生産者から調理をするシェフまで、料理が届くまでの過程や『顔』が見えることを大切にしている。こだわりを好きになってもらえたら」と話す。

 赤野さんは「今はまだ20代なので、いろいろなことに挑戦して、それを無邪気に楽しみたい」と意気込む。上田さんは「1年目は地域の方々に認知してもらうことが大切だと思っていた。観光地ではない地域の、店のあり方のモデルになるような商売を目指していきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ・カフェ=12時~15時、ディナー&バー=18時~22時。火曜・水曜定休。

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