「みんなでつくる日本一幸せな町横瀬協議会(しあつく協議会)」が主催するイベント「横瀬町しあわせ未来会議」が7月8日、横瀬町のArea898(横瀬町横瀬)で開催された。秩父地域の住民を中心に22人が参加した。
しあつく協議会は2022年11月、横瀬町・秩父地域の住民のウェルビーイング(幸福)の実現を支援することを目的に発足。日本の幸福学研究の第一人者である慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司さんが会長を務め、メンバーには富田能成横瀬町長をはじめとした横瀬町職員や、事務局を務めるウェルビーイングポリシー研究会らが参画している。
当日は「住民の幸せにつながる、やってみたいアイデア」を5人が発表し、それぞれのテーマに興味を持つ人たちが各テーブルに分かれ、目指す姿や実現に向けた課題や方法を話し合った。参加者は「思いのある皆さんが集まったので、とても温かく深みのある対話ができてアイデアが磨かれていった」などと話した。
同協議会の中山弘さんは「ウェルビーイングという言葉は少しずつ浸透してきていると感じる。これからはさらに、住民が自分事として受け止めて行動していけるような場を目指していきたい」と意気込みを見せる。
同協議会は今後、住民が立ち上げたプロジェクトへの支援・助成を中心に、イベントや幸福度調査などを行っていく。8月5日に開催する提案会を経て、正式にプロジェクトが発足する予定。