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卒園式を控えた園児26人、秩父ミューズパークでモミジを植栽

スコップを使って、丁寧に植えつけた

スコップを使って、丁寧に植えつけた

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 緑ガ丘認定こども園(秩父市寺尾)年長組の園児が3月8日、秩父ミューズパーク(小鹿野町)でモミジの植栽を行った。

26人の園児が参加した

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 秩父ミューズパークでは2018(平成30)年から、スカイロードと呼ばれる遊歩道にモミジの植栽を行い、新名所づくりに取り組んでいる。昨年度からは、同施設にほど近い同園の園児が植栽を行っている。この日は明るい春の日差しの下、園児26人がスコップを手に、同施設管理事務所のスタッフらの手を借りながら15本の苗木を植え付けた。

 3月18日に卒園式を迎える年長の園児にとって、モミジの植栽は園の仲間との最後の行事。昨年秋には園で童謡「まっかな秋」を歌い、植栽を楽しみにしてきたという。参加した倉林由弥ちゃんは「楽しかった。自分の植えたモミジは覚えてる。将来はサッカー選手になりたい」、新井渚月ちゃんは「モミジが大きくなるのが楽しみ。将来はアイスクリーム屋さんになりたい」と、それぞれ話していた。

 同施設指定管理業務を行う秩父開発機構(東町)の山口民弥社長は「苗木はパーク内『せせらぎ広場』のモミジから落ちた種から芽を出したものを5年かけて育てたもの。今の時期はモミジの苗は眠った状態。今年は急に暖かくなったので、これからどんどん水を吸い上げて葉っぱが出てくる。そういう意味でも、卒園する子どもたちにふさわしいのかなと。将来子どもたちが大きくなったときに『このモミジは私たちが植えた』と話してくれたらうれしい。そのころにはイチョウの黄色とモミジの赤のコラボレーションが楽しめるようにしていきたい」と目を細める。

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