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横瀬町の「幻のプラム」を使ったクラフトコーラ、販売開始

埼玉クラフトコーラ1/63 横瀬町 幻のプラム

埼玉クラフトコーラ1/63 横瀬町 幻のプラム

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 横瀬町のまちづくり会社「ENgaWA(エンガワ)」が11月3日、ときがわ町の「ときがわブルワリー」とコラボレーションした新商品「埼玉クラフトコーラ1/63 横瀬町 幻のプラム」の販売を始めた。

埼玉クラフトコーラ1/63 横瀬町 幻のプラム

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 コーラの8割~9割がプラムでできており、コーラのベースは複数のスパイス、マヌカハニーや埼玉県産のユズを使っている。プラムは横瀬町芦ヶ久保産の「大石中生(おおいしなかて)」。強い甘味と控えめな酸味が特徴で、「プラムの甘さが口全体に広がる中に、スパイスや蜂蜜やユズの味わいがアクセントとなり、控えめな酸味や微炭酸がすっきりした後味を残すコーラ」になっているという。

 大石中生はプラムの中でも皮が薄くて傷みやすい。長期輸送に不向きなため市場に出回ることが少なく、「幻のプラム」とも呼ばれており、芦ヶ久保の大石中生も高級品として扱われる。今年は特に豊作だったが、傷があって出荷できないB・C級品があり、廃棄する農家も増えていた。昨年からB・C級品の材料を使って商品開発に取り組む同社が、廃棄される果物の寄付を呼びかけたところ大量にプラムが集まり、同商品の開発が実現した。

 開発を担当した同社の福田春加さんは「廃棄せざるを得ないプラムがとてもおいしく、とても良い商品ができることを知ってほしい」と話す。「商品を通じて、農家や製造者の思いやこだわりや工夫を伝えたい。芦ヶ久保のプラムは町内でも知らない人がいて、小学生はプラム自体を知らない子もいる。町内外の人がプラムをおいしいと知り、『本物を食べに横瀬町に行ってみたい』と思ってもらえれば」と期待を込める。

 400本限定で、価格は450円。横瀬駅併設の「駅前食堂」のほか、「道の駅果樹公園あしがくぼ」「チャレンジキッチンENgaWA」で扱う。

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