皆野町にある「リトリートフィールドMahora稲穂山(旧ムクゲ自然公園)」(皆野町皆野稲穂山)で11月5日、食と芸術と音楽の祭典「みなの里山アートピックフェス(通称=さとぴく)」が開催される。開催は今年で5年目。
実行委員会代表の坂本典明さんは「各地で行われているアートやデザインのイベントに参加したり、遊びに行ったりしていて、アートは自由にやっていいんだということと、それが自分の生きる糧として強く支えてくれているということに気がついた。出店・出演している人はもちろん、遊びに来ている人もアートに触れ、アートへの一歩を進み出せるようなイベントを、秩父でやりたいと思うようになった」と開催のきっかけを話す。
当日は皆野町が発祥とされている秩父音頭や同町で有名な俳句を体験できる時間を設けるほか、ハンドスタンプや絵具を入れた水鉄砲などで大きな模造紙に絵を描く。アートに関するトークセッションやコスプレコンテストなどの企画、飲食店やアロマやマッサージなどの出店も行う。当日の出演は33組、出店数は57店を予定している。
「昨年始めたコスプレコンテストの参加者から『母娘でイベントに参加してから、娘がいろいろなことに挑戦するようになった』などのうれしい感想も頂けた。このイベントは、アートを表現するということにおいて、プロも素人も、大人も子どもも、障がいの有無も関係なく、仕上がった物に関しての出来や好き嫌いなども関係なく、『やってみたいことをやる』ということに価値を見出している。イベントに参加した人がやってみたいことに挑戦する手伝いになればうれしい」と話す。
コスプレコンテストは当日12時まで受け付け、結果発表は17時30分頃を予定。当日参加も可能だが、参加人数を把握するため事前申し込みが望ましい。詳細はホームページから。
運営協力費として1,000円を呼びかける。内訳は、運営費=300円、アーティストの投げ銭=200円、Mahora稲穂山入園料=500円。Mahora稲穂山の年間パスポート保有者と皆野町町民は500円で参加できる。高校生以下は無料。
施設駐車場以外にも、旧がじゃもんや皆野店の駐車場も利用できる。駐車場の数には限りがあるため、乗り合わせて来場するか、公共交通機関の利用を呼びかける。