秩父鉄道の武州日野駅から徒歩15分ほどの場所にある「さぎのすの里」の「深山(みやま)の花園」(秩父市荒川小野原、TEL 0494-54-2114=秩父市役所荒川総合支所地域振興課)の曼珠沙華園で現在、約3万株の彼岸花が見頃を迎えている。
同園代表の新井捷義さんは以前、花木の出荷を行っていた。20年ほど前から約8000平方メートルの土地を整備し、彼岸花などの花を植えて育ててきた。秋は彼岸花、春は八重桜、夏は狐の剃刀(きつねのかみそり)、冬には蝋梅(ろうばい)と季節によって異なる花が楽しめるようにする。今年は台風の影響で開花に遅れはあったが、来園者は真っ赤な花を楽しんでいる。
新井さんは「山に秋がやって来た。今年は雨が続いているが、毎日花の手入れをするため園にいるので見かけたら気軽に声を掛けてほしい」と呼びかける。
開園時間は9時~17時。入場料は整備協力金として寄付を呼びかける。見頃は9月末頃まで。