秩父が舞台のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が10周年を迎え、舞台となった旧秩父橋(秩父市阿保町)で7月11日、「聖地ちちぶお掃除大作戦!2021」が行われた。
同作10周年記念事業として、秩父市観光課内の秩父アニメツーリズム実行委員会がファンとともに主催し、当日は42人が参加した。
秩父市産業観光部観光課の中島学さんは「2017年(平成29年)に、国道299号に架かる現秩父橋の塔根元部分のコンクリート壁に落書きがあったことから落書消しの目的でペンキ塗りを行い、同時に付近のゴミ拾いや草刈りなどが行われたことが、この大掃除を始めるきっかけ」と経緯を話す。今回で5年目になるという。
当日、橋上花壇の草取りやゴミ拾いを行い、草やツルは刈払い機や垣根バリカンなどをファン自ら持ち寄り、5年目の経験が生かされ役割分担で行った。
行田市から参加した「しゅん」さん親子、高校1年の女子生徒は母親お手製の「めんま」のコスプレのままゴミ拾いや草取りを頑張っていた。以前は毎週のように秩父に来られたが今はコロナの影響で控えていたという。しゅんさんは「秩父は田舎のような存在で来られて良かった」、女子生徒は「コスプレできてうれしいし楽しい」と話した。