秩父地場産業振興センター(秩父市宮側町)で7月7日、秩父商工会議所青年部の7月例会で秩父経済新聞の星野邦敏編集長が講演を行い、18人の部会員が参加した。
秩父商工会議所青年部(通称=秩父YEG)は発足して約30年。秩父青年会議所(通称=秩父JC)を40歳で卒業したOBが立ち上げ、50歳までの70人が在籍している。YEGとは、商工会議所青年部を表す「Young Entrepreneurs Group」の頭文字をとるのと同時に、青年部の持つコンセプト「若さ、情熱、広い視野を持った経営者=Youth、 Energy、generalist」を表しているという。
YEGは例会で講師を招いて勉強会を行ったり、情報共有を行ったりと部内での活動を行うほか、地域のクリーン活動、広報誌「秩父商工会議所NEWS」を毎月発行するなど地域での活動も行っている。
当日は、「商売につなげる情報発信能力を磨く」をテーマに星野さんが講義を行った。星野さんは2006(平成18)年にさいたま市で創業し、地域とのつながりを創出するため、2013(平成25)年2月に大宮経済新聞、2015(平成27)年3月に浦和経済新聞を始め、秩父経済新聞を2021年6月に立ち上げた。
講義の内容は秩父経済新聞のメディアの特徴やメディアに取り上げられるメリット、個人店がプレスリリースを打ち出す際の事例紹介、新聞社やテレビ局などにプレスリリースを出す際の注意や取り上げてもらいやすい書き方、過去に取材・掲載した記事の影響などを紹介した。
秩父YEG会長の島田香名子さんは「こんなこともニュースになるのか、という気づきができて良かった。今後、町内会や店舗、企業の取り組みについて情報発信していきたい。秩父YEGの取り組みももっと多くの人に知ってもらえたら」と期待を込める。