秩父ミューズパーク音楽堂(秩父市田村)で7月3日、「ちちぶフルート教室」の発表会が2年ぶりに行われた。
市内の「ちちぶフルート教室」は講師の黒沢梢さんが開いている今年で8年目になる教室。生徒数は25人で、6歳~86歳の幅広い世代が受講している。通常は対面と訪問レッスン中心だが、現在は新型コロナウイルス感染症の影響でリモートとなっており、発表会も2年ぶりにソーシャルディスタンス、手指の消毒、検温、マスク着用、会場内の換気などを徹底して行った。
秩父ミューズパーク音楽堂はギリシャの神殿をイメージした定員600人のホール。ピアノ、バイオリン、フルート、ギターなどのCD録音で使われている。
黒沢さんは市内の県立高校に入学、吹奏楽部に入部しフルート担当となる。高校2年の時に部員で音楽大学のコンクール対応レッスンに参加、学ぶことの素晴らしさをさらに知り、本格的に学ぶため大学進学を考え、個人レッスンなどを重ねて進学した。「卒業後は秩父に帰りフルート教室を開く」ために頑張ってきたと話す。
黒沢さんの夫・大塚治一さんは音楽堂の音響関係者もでもあり、自らピアノ伴奏なども行う夫婦で音楽家。夫婦は、SNSやユーチューブ「はづるこチャンネル」でも音楽を中心に活動している。
「昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で音楽会などのイベントが少ないが、今日は無事にできてホッとした」と話していた。