皆野町で3月27日、クラシックカーが集まり展示する「皆野サンデーラリー」が開催される。昨年12月に第1回を開催し、今回で2回目となる。当初は年1回の開催を予定していたが、前回のイベント後から「参加したい」との声が多く、3月開催に踏み切ったという。
今回の参加資格は1989(平成元)年までに製造されたクラシックカー(同型車なら高年式でも可)で、前回よりも募集の幅を広げ、61台の出走を予定している。今回の最古車は1928(昭和3)年製造のクルマ。年齢でいうと94歳になる。
当日は「いこいの村ヘリテイジ美の山」(皆野町皆野)を8時に出発し、秩父路を走行。ゴールは同町役場の駐車場で11時15分頃から順次到着する予定。到着した車は順次展示していき、14時まで展示する。
サンデーラリーはスピードを競うものではなく、1分ごとにスタートし、主催者が設定したコースを「コマ図」と呼ばれるルートマップを頼りに、ドライバーとナビの2人で走行。ただ道を走るだけではなく、チェックポイントを指定された時間を通って競う。ドライバーは誤差のない正確な走りを求められる。
その他、今回は地域おこしのイベントとして、参加者に道の駅で地域の特産品を買ってもらい、それにより得点がつく取り組みや、同役場ではクラシックカーの展示の他に皆野社中による屋台囃子の演奏も11時30分から予定している。
主催する皆野サンデーラリー実行委員、代表の奥村純一さんは昨年4月、同町の地域おこし協力隊に着任。皆野町を目的地に来てもらうようなイベントを開催できればと今回のイベントを企画した。「春の後には秋にも開催予定。現段階ではまだ始めたばかりなので実験的な部分も多く、今回までの経験を生かして次回は一般公募で開催できるようにしていきたい。参加者にも秩父路を楽しんでもらい、当日は皆野町役場に展示を見に来る方用の駐車場も用意しているので、たくさんの方に楽しんでもらえれば」と期待を込める。