小鹿野町のイチゴ農園「いちご畑ハルノヒ」で2月26日、ちちぶ雇用活性化協議会のインターンシップ宿泊費助成制度を利用した就業体験プログラムが行われた。

パック詰めの作業体験

　「いちご畑ハルノヒ」は昨年12月31日に開園したばかりのイチゴ農園。栽培、収穫、環境整備のしやすい高設栽培を採用しており、今シーズンは紅ほっぺ、かおり野、あまりん、スターナイトの4種を、温度・湿度・光合成などの環境制御を徹底して栽培している。

　今回の就業体験プログラムには大学生2人が参加。参加者はインターンシップ宿泊費助成制度を利用して小鹿野町の宿泊施設に宿泊した。翌8時30分から午前中いっぱい、農園の概要や業務説明、イチゴ栽培のノウハウ講義、販売指導、接遇マナー、イチゴの収穫、パック詰め作業、商品販売、箱組立作業などを体験した。

　インターンシップ制度の利用について、同園の新井治美さんは「若い方にはまず楽しいことから知ってもらい興味を持ってほしい。秩父にこんな仕事があるんだと知ってもらい、将来の選択肢の一つになれば。2人共、とてもよく作業をやってくれていた」と話す。

　上尾市在住の濱名夏実さんは、東京都内在住の新井 花 菜さんと共に参加。「イチゴが大好きで、友人と一緒に参加した。住んでいる場所が住宅街なので、自然あふれる場所に来て、他ではできない体験ができて楽しい。収穫からパック詰め、販売までの一連の流れが体験できた。農園に貢献できている感じがとてもうれしかった」と目を輝かせていた。

いちご畑ハルノヒの開園は6月頃までを予定。