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皆野町のMahora稲穂山で「銘仙展・紡いでいく絹衣」

銘仙展エントランスで木村和恵さんとスタッフ

銘仙展エントランスで木村和恵さんとスタッフ

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 皆野町の「リトリートフィールドMahora稲穂山」(皆野町皆野稲穂山、TEL 0494-62-1688)にある「森の美術館」で2月2日から「銘仙展・紡いでいく絹衣」が開催される。

季節の花や縞などさまざまな柄の銘仙が並ぶ

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 会場には銘仙語り部の木村和恵さんが所有する、銘仙の着物や羽織などを数多く展示する。秩父地域で織られた銘仙のほか、伊勢崎や足利などで織られた銘仙や、銘仙の着物を仕立て直した綿入れ、銘仙の柄を切り取った額装などもそろえる。

 木村さんは「秩父銘仙は縦糸と横糸に別の色を使うことで、光に当たった時に玉虫色の輝きを放つ玉虫織が特徴。裏表両面が使え、暮らしに合わせて仕立て直して長く使える。展示では昔の人がいかに工夫して銘仙を使ってきたかを見ることができる」「秩父銘仙は秩父の人々が時代につれ、新しいアイデアを出し合い続けながら今日まで受け継いできたもの。伝統ではなく革新がカギになる。若い人たちや外から来た人たちにもぜひ見ていただき、新しいアイデアをどんどん使って次の時代へとつないでほしい」と語る。

 展示期間中にはイベントも予定。2月23日14時から秩父まるごとジオパーク推進協議会上席推進員の吉田健一さんと同園内を歩き地形と銘仙の関係を学ぶフィールドワーク、3月6日14時から養蚕農家五代目の久米悠平さんとMahora稲穂山三代目の長谷川玲さんの対談、3月13日14時から木村さんによる銘仙トークショー、15時から現在も銘仙を織り続けている作り手のトークセッションなど。トークイベントの観覧は無料。

 その他、木村さんコレクションの銘仙羽織をレンタルし、同園内を散策できる「銘仙羽織レンタル」(銘仙柄の絵葉書のプレゼント付)も行うほか、「絹でワクワク体験」コーナーでは不定期で「真綿の小物作り」「銘仙のハタキ作り」「シルクパックハンドマッサージ」などを各500円で行う。銘仙小物のショップではアクセサリー、バッグ、ネクタイ、時計、チョコレートなどを販売。

 開園時間は9時~16時30分。火曜休園。整備協力金として中学生以上=500円。3月14日まで。

※当初、2月11日に予定していたイベントは、降雪のため3月13日へ変更となりました。

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