「埼玉を日本一のうどん県にする会」会長の永谷晶久さんが6月15日、長瀞町役場を訪れて大澤タキ江長瀞町長と「うどん」について対談した。
大澤タキ江長瀞町長と「うどん」について話す「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の永谷晶久会長
長瀞を含む秩父エリアでは粉もの文化があり、昔からうどんを打って食べたり、まんじゅうを作ったりする食文化がある。そばも欠かせない食文化だが、それと同じくらい小麦文化も育まれてきた。
永谷さんは「うどんといえば香川県というイメージだが、実は埼玉県は、うどんの生産量が全国2位のうどん県。埼玉県のうどん文化について、一番知らないのが埼玉県民」と話す。
「埼玉県民1人当たり1カ月で今よりも2杯多くうどんを食べれば日本一のうどん県になる」というスローガンを掲げる同会。「それは、単に数を追い求めるだけでなく、地元の食文化であるうどんに興味を持ってもらい、地元への愛着を持ってほしい、との思いから作った」という。
今回の対談では、長瀞町内でも昔から「おっきりこみ」が家庭でよく食べられてきたことを聞き、埼玉県北部地域で食べられている「煮ぼうとう」や「つみっこ」などのすいとんに近い文化の存在や群馬県との共通点などについても話が及んだ。