横瀬町在住の大学生、浅見莉紗さんが「女子大生が作るフィットネスゲーム『筋トレバトルロワイヤル』を遊んでもらいたい!」を開発し、クラウドファンディングを始めた。
フィットネスゲーム『筋トレバトルロワイヤル』パッケージイメージ
ゲームを開発した浅見さんは大学1年生。生まれてから横瀬町で過ごし、現在は都内の大学に通いながら学生のみで立ち上げた会社に所属し、カードゲーム作りやボードゲームの販売に携わっている。
「運動は苦手で、辛いことは続けられない性格の自分でも楽しめる、筋トレのカードゲームを考えた。ゲーム内の『攻撃』が、実際のプレーヤーの筋肉に『リアルなダメージ』を与えるところが、このゲームの面白いところ」と浅見さんは話す。
カードには、「攻撃カード」と「効果カード」があり、相手への攻撃で筋トレをさせることができる。「参りました!」と降参を宣言したり、10秒間筋トレが継続できず諦めたりした人から脱落し、最後まで残った人が勝者となる。
筋トレの内容は腹筋、スクワット、空気椅子などで、「効果カード」は攻撃を2倍にしたり攻撃を防いだり、歌いながら筋トレをさせたりするなどの要素を追加できる。
ゲームを作ったきっかけは、横瀬町の老人ホームでボランティアをしたことだったという。「老人ホームでお年寄りが七夕の短冊に『家に帰りたい』『庭の花の世話がしたい』と書いていたのが印象的だった。誰もが人生いつまでも、心から望む生活ができたら良いなとずっと思っていた。健康寿命を伸ばすためには基礎となる筋肉が必要だと考え、とにかく楽しくゲームとして筋肉をつけることができたら良いなと思って作った」とのこと。
「秩父には大勢のお年寄りの方がいるので、子どもの頃から健康について考える機会が多かった。筋トレを楽しく、遊びとして行って、結果として健康寿命を伸ばす力になれたら。ほんの少しでも面白いと思ってもらい、気持ちだけでも支援してもらえたらうれしい」と呼び掛ける。
支援金額は500円から。プロジェクトはオールイン方式で実施し、目標金額に満たない場合も計画を実行しリターンを届ける。リターンにカードゲームを送るプランも用意する。クラウドファンディングのサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で「筋トレバトルロワイヤル」と検索すると、プロジェクトへの支援ページが表示される。12月31日まで。