長瀞駅から徒歩4分、国道140号線沿いに11月26日、コワーキングスペース「UPDRAFT（アップドラフト）」（長瀞町長瀞）がプレオープンした。電源・Wi-Fi完備のコワーキングスペース8席に、コミュニティースペース、イベントスペース、ギャラリー、ショップを併設する。

柏田洋志さんと平川貴子さん

　ストアマネジャーの柏田洋志さんは20年以上、フリーランスでデザイナー・イラストレーターとして活躍。一人カヌーで川を下る「川旅」をライフワークとしており、下った川は延べ約80本。中でも初めてカヌーに乗った場所として思い入れの深い長瀞の地で同施設を立ち上げた。「自分がクリエーターとして利用したくなるようなワークスペースを目指した。ただの作業スペースではなく、さまざまな人が集い交流できる場を作りたかった。施設名の『UPDRAFT』は上昇気流の意味。多くの方と上昇気流を巻き起こしたい」と話す。

　プロモーションマネジャーの平川貴子さんは「コワーキングの『コ』には『集まる』という意味がある。フリーランスの方はもちろん、地域住民、観光客、長瀞への移住希望者など、さまざまな方に活用していただきたい。対話することでアイデアが生まれる。多くの人と共に作っていく、本来の意味でのコワーキングにしていきたい。ヒト・モノ・コトがコネクトする場として地域の発展に貢献できれば」と話す。

　併設のイベントスペースは個展・グループ展や活動発表の場として利用できる。ショップでは秩父の生産品、アーティストの作品も販売する。現在は柏田さんのデザインしたグッズのほか、秩父織塾工房横山の織物製品（秩父銘仙）、関野木材の藍染木工製品を展示・販売しており、オンラインストアも開設予定。

　プレオープン期間中の営業は金曜・土曜・日曜の11時～18時。料金は500円で、時間無制限・ドリンク飲み放題。ドリンクには、長瀞・新井園のお茶や月替わりのコーヒーを用意する。

　2022年1月のグランドオープンからは、コワーキングスペースの利用は、1時間＝550円、1日＝1,650円。月額利用のプランも開始予定。