秩父公園橋のライトアップがフルカラーLED照明になり、12月3日、プレ点灯が行われ、夜祭り奉納花火との共演となった。
秩父市内と同市寺尾側をつなぐ県道208号秩父停車場秩父公園線にある同橋は、長さ530メートル、幅16メートルの斜張橋。以前から水銀灯でライトアップしていた。2020年度に照明の交換時期を迎え、秩父市から埼玉県へフルカラーLED化を要望。結果、市と県が連携することで実現した。
秩父県土整備事務所により工事が行われ、11月30日夜、点灯確認と機器角度等の調整、色・パターンの確認が行われた。
プレ点灯された3日は、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の一つである「秩父夜祭」が行われた。昨年から続く新型コロナ感染症の影響で、今年も屋台・笠鉾の曳き廻しは中止。規模を縮小して神事のみ行われ、奉納花火が打上げられた。12月24日に点灯運用開始する。
同市観光課の江田直人さんは「公園橋ライトアップが念願のフルカラーLED照明になり、ランドマークとして観光振興につなげたい。年末年始、お盆、秩父夜祭、クリスマスなどの行事やイベントなどでフルカラー点灯を計画している」と話す。