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秩父神社境内で「ちちぶむすび市」 伝統芸能と祭りを感じる夕べ

子ども歌舞伎「白波五人男」を演じる小学生

子ども歌舞伎「白波五人男」を演じる小学生

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 秩父神社(秩父市番場町)境内で11月13日、120張りのちょうちんに囲まれながら「ちちぶむすび市」が行われた。

「秩父屋台囃子」を披露する秩父郷土会の皆さん

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 主催は一般社団法人「日本の祭礼博物館」設立準備室。日本の津々浦々に8万以上存在している神社における神事を伴う祭りへの幅広い視点からの理解を促進する「日本の祭礼博物館」を秩父に設立することを目指して活動している。

 秩父の街なかでは以前より「市」が行われており、秩父地域は元より、近郊地域にとっての交流・流通の拠点となっている。新型コロナ感染症により、毎年行われる地域の祭りなども中止や延期、規模の縮小になり、伝統芸能の「発表の場」や継承に影響が出ていることから、開催を決めた。

 当日は神楽殿で、秩父郷土会による「秩父屋台囃子」、花の木小学校(上町)歌舞伎クラブによる子ども歌舞伎「白波五人男」(秩父歌舞伎正和会)、保科従道さんの歌で「正調秩父音頭」、秩父神社神楽保存会による「神楽」などの郷土芸能が披露された。

 同法人の根岸秀行さんは「ウイズ・アフターコロナの時代に秩父地域の価値を増産し続け、秩父に住む私たちの心のよりどころである祭礼文化や伝統芸能を守り伝えていくため、今後も『ちちぶむすび市』を開催していく」と話す。

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