食べる

秩父市役所前に「石臼挽き粉使用 秩父肉汁そば 山寿」 極太そばと濃厚つゆ提供

秩父市役所前にオープンしたそば店「石臼挽き粉使用 秩父肉汁そば 山寿」

秩父市役所前にオープンしたそば店「石臼挽き粉使用 秩父肉汁そば 山寿」

  • 0

  •  

 秩父市役所前に「石臼挽(び)き粉使用 秩父肉汁そば 山寿」(秩父市熊木、TEL 0494-26-6635)が11月12日、オープンした。特徴は極太のそばと濃厚な汁のつけ麺。

囲炉裏席で味わう「つけ肉汁そば」

[広告]

 秩父地域は中山間部の比較的狭い耕地でのそばの栽培が盛んで、この時期各地で新そばを提供する店が多くあり、新そばのイベントが行われるなど、地元の名物食品として根付いている。

 同店は、極太の麺を幅およそ6ミリ、厚みおよそ2ミリにすることにより、ゆで上がった時のそばの風味が際立つようにした。つけ汁は全国からしょうゆを取り寄せて試行錯誤を繰り返し、極太そばに負けないようにとたどり着いた濃口しょうゆがベースになっている。具材は豚肉、ネギ、レンコン。

 店の入り口に「肉汁そば」と書かれた大きな白いのれんを掛ける。そばをゆでたり天ぷらを揚げたりしている厨房は、ガラス越しに調理の様子が眺められる。店内中央にはいろり席8席、テーブル席12席、座敷席12席があり、隣接した別棟には座敷席40席がある。高い吹き抜け屋根と古木材を利用した造りに照明の土台にも大きな古木材を使うなど、田舎の古民家の雰囲気を楽しめるようにしている。

 メニューは、つけ肉汁そば(1,210円)やニラ、煮干、うま辛、キノコを加えたそば(1,375円)、田舎そば(935円)。今後は季節の天ぷら盛り(825円)、そばプリン(528円)、持ち帰りそば(626円)などの販売も予定している。そばは無料で大盛りに変更できる。

 オーナーの吉岡伸也さんは「秩父地域には多くのそば店があり、その中では個性を出さないと埋もれてしまう。都内でも最近太いそば麺は注目される傾向があるので、あえて極太麺にした。その極太麺に負けないつけ汁の開発に苦労したが、納得の行く自慢の汁ができた。極太麺を「うまつけ汁」で味わうこのスタイルを多くの人に味わって、新たなそばの可能性を発見してほしい。これからそうしたそば仲間を増やしていきたい。」と話す。

 店名の「山寿」(さんじゅ)には、健康食材としてのそばから連想される長寿への願いと山間地が多い秩父への思いが込められているという。

営業時間は10時~22時(現在はコロナ感染拡大防止のため、16時まで)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース