秩父では雲海シーズンに入り連日発生しており、秩父ミューズパーク旅立ちの丘からの雲海夜景を見ようと見物客でにぎわっている。

旅立ちの丘から幻想的な秩父公園橋

　10月中旬以降、朝晩の寒暖差が本格的になり雲海シーズンインし、秩父各地で雲海見物や撮影ができる。美の山公園展望台、秩父ミューズパーク展望台や旅立ちの丘が知られ、いろいろな角度から楽しめる。

　秩父ミューズパーク旅立ちの丘は北口にあり、卒業ソング「旅立ちの日に」をPRや歌い続けてもらうために展望台が造られれ、日没～21時までライトアップも行われデートスポットとなっている。

　右に武甲山、正面に市内や二子山、左に秩父公園橋が見られる場所で、雲海シーズンになれば人気の撮影ポイント。旅立ちの丘展望台から超広角レンズで1枚に収めたり、公園橋を中心に狙ったり、付近の「ミューズアロー」（モニュメント）、イチョウの木や枝などをアクセントとして配置し、さまざまな撮影ができ、密にもなりにくい。

　小鹿野町から来ていた写真愛好家は「雲海の濃さにより夜景の見え方が変化するので、ライブカメラをチェックして数多く通う。見物人が少ない時は旅立ちの丘展望台から撮るが、場所も狭いし、長秒露光には向かないので地に足がついた状態で場所を変えながら撮っている。駐車場直近でアクセスの良さから手軽に雲海見物ができるので、日の出時刻に近くなると混雑し路上駐車が目立つ。これからもずっと楽しめるように、何らかの対策が必要では」と話していた。