長瀞町にある植物・雑貨・ガーデニングの専門店「TARO’S GARDEN 長瀞てらす」（長瀞町野上下郷、TEL 0494-26-5559）が11月6日・7日の2日間、初となる「てらすDEマルシェ」を開催する。店舗駐車場を会場に、モルタル造形、陶芸、ハーバリウム、骨董（こっとう）、雑貨小物、地元で栽培された野菜など十数店舗の出店を予定している。

店舗の目印となる「TARO’S GARDEN 長瀞てらす」の看板

　2020年からマルシェの案は出ていたが、会場整備やコロナの問題でなかなか開催に至っていなかった。緊急事態宣言が解除されたこともあり、イベント開催に踏み切った。

　店主の丸山さんは建築設計や機械部品を扱う仕事に携わっていたが、32年ほど前から「環境に良いことがしたい」と独学で花作りを始めた。作った花を販売するための店を造り、庭づくりの相談も受けるなど徐々に活動の幅は広がっていた。店の場所を変えながら地道に活動を続け、携わった庭造りは200件以上に及ぶという。

　「造形太郎」の愛称で活動し、エイジング加工したモルタル造形などを用いた「ジャンクな」庭造りを得意としている。西武ドームで行われた「国際バラとガーデニングショウ」には2012年・2013年と出場し、入賞も果たした。

　国道140号線沿いに店舗があるため車通りは多く、他地域からのアクセスも良い。秩父郡市在住者に加え、寄居町や小川町、群馬県などからもガーデニング愛好家を中心に多くの買物客が訪れるという。

　「マルシェ当日は長瀞への観光客や、偶然通りがかった人にも興味を持って立ち寄ってもらえればうれしい。今後、この店が癒やしの場所として人が集まる空間になれば」と丸山さんは期待を込める。

　マルシェの開催時間は10時～16時（予定）。店舗の営業時間は、冬季10時～17時、夏季＝10時～18時。