埼玉県秩父市に10月11日、雲海が出現し、市街地を見下ろす山からは幻想的な光景が広がった。
雲海を写真や動画に収めようと秩父ミューズパークの展望台に集まるカメラマン
雲海は、風のない晴れた朝に気温が下がると地上付近の湿った空気が冷やされて起きる現象で、秩父市によると、秩父盆地では春と秋の早朝によく見られるという。
午前5時ごろに川面に霧が立ちこめ、午前6時ごろには霧が市内を覆い始めた。
秩父ミューズパークの展望台からは市街地を覆うように雲海が広がる様子が見られた。展望台にはその様子をカメラに収めようと多くのカメラマンがシャッターを切っていた。
午前7時には市内の霧も晴れ、秩父ミューズパークからの雲海は次第に消えていった。
様子を見に来たカメラマンによると、「秩父ミューズパークから観察できるものとしては、今季初ともいえる本格的雲海で、ここまで見えるのは珍しい」という。