秩父の矢尾百貨店(秩父市上町1)駐車場で9月26日に開かれた「ちちぶ朝市」にチンドン「あけぼの屋」が登場し、会場や市内へ練り歩き宣伝を行った。
秩父市内を練り歩き、子どもたちに1曲プレゼントするチンドン「あけぼの屋」
チンドンあけぼの屋は結成2年目。県内唯一プロのチンドン屋だが、新型コロナウイルス感染症の影響で活動する場面が少なくなってしまった。
毎月第3または第4日曜に開かれる「ちちぶ朝市」へは久しぶりの登場。通常は4人だが、この日は先頭より「がんばんべぇ~秩父」の看板を付けた「チンドン太鼓」の親方、「ゴロス太鼓」のちーちゃん、クラリネットのイッシーさんの3人で練歩いた。
あいにくの天気のため傘を差しながらの珍しい光景となったが、にぎやかに練り歩き呼び込み宣伝を行い、その後は市内の番場通り方向に練り歩いた。番場通りを秩父神社方面に進み、所々で雨宿りをしながらの練り歩きとなった。通りかかった観光客などがスマホやカメラで撮影。秩父神社前で折り返してすぐに、秩父鉄道のSLパレオエキスプレスの時刻になり線路脇でSLを背景に記念撮影にも成功した。
ちーちゃんは「ちちぶ朝市に出店している後藤商店の焼きまんじゅうが大好物で楽しみにして来ている」と話す。「当日の朝、突然体調不良となったがクラリネットを吹き始めたら良くなった」とイッシーさん。座長で代表の古沢さんは「新型コロナウイルス感染症の影響で今年富山県行われる予定の『全国チンドンコンクール』がネット開催になったが、来年こそは現地でチャレンジしたい」と意気込みを見せる。