
西武鉄道が10月26日、「よこぜ車両基地フェスタ2025~お酒とグルメとおまつりと~」を横瀬車両基地(横瀬町横瀬)で行う。同イベントは、コロナ禍を含めて6年ぶりに事前申し込み不要で開催する。
当日は、同町と同鉄道が9月に締結した包括連携協定に基づく取り組みとして「第48回よこぜまつり」と同日開催となる。祭り会場ではオリジナルスタンプ台紙を配布し、車両基地では限定スタンプを押せるようにした。両会場を行き来して楽しめるように工夫する。
車両基地ではE851形や5000系などの懐かしい車両展示に加え、電気作業に使う「軌陸車」の展示や実演、ミニ電車体験、子ども用制服撮影会などを行う。軌陸車の実演は電気係員が作業風景を3回に分けて披露し、普段は見ることのない作業の様子を間近で見学できる。レールスター乗車体験(2,200円、事前予約制)や転てつ器の手動転換体験(1,000円、当日先着順)、鉄道グッズの販売も行う。
グルメブースには秩父や横瀬エリアの酒造や飲食店など19店が出店し、地元の酒や料理を提供する。昨年横瀬町で創業したワイナリー「Passion(パシオン)」も参加予定で、飲食を楽しみながら展示車両を眺められる。
当日は、武蔵野鉄道開業110周年を記念したヘッドマーク付き列車(30000系)が飯能~西武秩父間を特別運行するほか、通常は国分寺線で運転するサステナ車両(8000系)が初めて秩父まで乗り入れ、ツアー貸し切り列車(往路=9,900円、復路=8,800円・先着順)として運行する。いずれの車両も今後の運行予定はないという。
イベント終了後の16時30分~18時30分には、E851形やE31形機関車などを撮影できる夜間撮影会(1万6,500円・事前申し込み制)を行う。夕暮れから日没後にかけて照明が変化する時間帯に撮影が始まり、車両の表情や周囲の景色の移り変わりを楽しめる。
開催時間は10時~15時30分。事前予約は10月9日まで受け付け、多数の場合は抽選。