
皆野町の「創作ラーメン 奥我(おうが)」(皆野町下田野)が8月19日から、期間限定で秩父産のシカ肉や夏野菜を使ったジビエラーメン「ナツシカラーメン」を提供する。
(左から)「奥我」店長の中村さんと「桜東風sakuragochi」の岡野さん
2008(平成20)年創業の同店。創業以来、担々麺を看板に、トマトやカレーの担々麺などの創作麺を提供している。今回限定提供するのは、秩父産の夏鹿の骨のうまみを凝縮したというスープに、焼いた鹿肉と夏野菜などをのせた塩味の「ナツシカラーメン」。鹿の骨と肉は、同町で秩父産ジビエの加工販売を行う「桜東風(さくらごち)sakuragochi」(皆野)の岡野直樹さんから仕入れる。ジビエは冬が旬のイメージもあるが、岡野さんは「春先から夏にかけて新鮮な青草をたっぷり食べている夏の鹿は、柔らかくて肉の味がおいしい」と話す。
スープは、鹿の背ガラと大腿(だいたい)骨を浄水で8時間程度煮出しただしに自家製の塩ダレを合わせ、あっさりとした味わいに仕上げた。具の主役となる鹿肉は、歯応えがあってうまみが強い外モモ肉の焼き肉をトッピング。肉のうまみをダイレクトに味わえるよう、塩こしょうだけのシンプルな味付けにした。1日5食限定で、価格は1,430円。
店主の中村正道さんは「『ジビエは味に癖がある』というイメージが強い。ナス、トマトなどの夏野菜の他に、ネギやタマネギなどの香味野菜、甘辛い味付けの『桜東風の鹿のしぐれ煮』、ショウガをトッピングして、ジビエに慣れてない人にもおいしく食べていただけるよう工夫した」と話す。
営業時間は、11時30分~14時、17時~21時30分(ラストオーダー)(土曜・日曜・祝日は、11時30分~15時、17時~20時30分(ラストオーダー))。月曜定休。8月24日まで