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秩父の新キャラ「ぷめるちゃん」クッキー パティスリールリアンが商品化

ルリアン オーナーシェフの山崎さん

ルリアン オーナーシェフの山崎さん

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 秩父の菓子店「パティスリールリアン」(秩父市桜木町)が3月27日、秩父市のイメージキャラクター「ぷめるちゃん」のメープルクッキーの販売を「じばさん商店」(宮側町)で始めた。抜き型を使った同キャラクターのクッキーの商品化は初となる。

ポテくまクッキーは1枚、6枚、10枚入りの展開に

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 「ぷめるちゃん」は、秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」の妹として昨年登場した。好物はメープルシロップで、ポテくまくんと共にイベントや広報活動を通じて秩父の魅力を発信している。

 商品開発を行った同店は3月25日で開業8周年を迎えた。オーナーシェフの山崎正規さんはウサギやハムスターを飼っており、小さいものやかわいいキャラクターが大好きだという。「当店では開業当初からポテくまくんをかたどったクッキーを製造・販売している。ぷめるちゃんのプリントクッキーは他店が販売しているが、抜き型のものは誰も作っていなかったので、自分がやらなくてはと思った」と山崎さんは話す。

 商品化に際し、市にイラスト使用の許諾を打診し、新たに使用可能なぷめるちゃんの顔だけのイラストデータを提供してもらった。以前、ポテくまくんの抜き型を金属で製造した職人は引退していたため、新たに業者を探した。知人の紹介で、3Dプリンターで抜き型を製造している業者を見つけることができ、商品化がかなった。

 クッキーには「ぷめるちゃん」の好物であるメープルシロップをイメージし、メープルシュガーを使っている。国産バター、アーモンドプードル、きび砂糖など配合の微調整に苦労したという。配合、生地の厚み、焼き時間などを調整する中で、表面がざらついたり、焼き色が濃くなりすぎたり、顔が広がってしまったりするなど失敗を重ねた。完成まで多くの試作を繰り返した結果、「サクサクとした食感で、メープルの香りも感じる納得の味ができた。メープルシュガーが入っているので、ポテくまくんのプレーンなクッキーより色味が濃く仕上がっている」と山崎さんは話す。

 「ポテくまくんクッキー」にも新たな展開が加わる。これまでは1枚(230円)販売と10枚入り(2,300円)の2種類だったが、4月3日からは6枚入り(1,600円)の新パッケージも登場。山崎さんは「持ち帰りやすいサイズと価格感の手土産商品だと思う。新しいパッケージもかわいいので、手土産やギフトで使ってもらえたら。今後は『きょうだいセット』のパッケージ化も検討している。観光に訪れた人にも手に取ってもらい、ぷめるちゃんやポテくまくんのかわいいキャラクターが市外にも広まれば」と期待を込める。

 「ぷめるちゃんのメープルクッキー」の価格は1枚250円。販売は同店では行わず、「じばさん商店」のみで取り扱う。

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