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長瀞の愛犬連れ専用施設を開放 地域住民にも桜の観賞呼びかけ

(左から)石川社長、マフィンくん、山口マネジャー

(左から)石川社長、マフィンくん、山口マネジャー

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 宝登山ロープウェイ「山麓駅」から徒歩3分の場所にある長瀞町の愛犬連れ専用施設「エルズパーク長瀞」(長瀞町長瀞)が3月20日から、期間限定で施設内の桜を地元住民向けに開放する。3月19日現在、山桜が2~3輪ほど咲き出した。

施設内の桜(昨年の様子)

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 昨年11月にオープンした同施設は、長らく使われていなかったプール跡地を活用した、キャンプサイトやトレーラーハウス、カフェなどがある複合施設。キャンプサイトは600平方メートルの区画が3サイト、470平方メートルの区画が4サイトあり、7棟あるトレーラーハウスの周囲も柵と二重扉で囲まれている。犬をノーリードで遊ばせることができる。

 敷地内と近隣の山の斜面では、河津桜、ソメイヨシノ、山桜などが観賞できる。期間内は犬を連れていない人も訪れることが可能。施設の管理を担当するマネジャーの山口悟司さんは「開業準備を進める中で、敷地内や周辺の桜がとても美しいことに気付いた。せっかくなので、地元の方にも見てもらえたらと考えた。地元の方に、どんな場所なのかを知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。

 施設を運営するのは、半導体のコーティングや溶接など機械・素材加工業を本業とする「リバストン工業」(深谷市)。長瀞町のアウトドア事業の公募をきっかけに、社長の石川哲也さんが「愛犬とストレスなく、のびのびと過ごせる場所を作りたい」と考え、新たな挑戦として施設を立ち上げた。柵の設置や芝張り作業なども社員らと一緒に手がけたという。

 場内のカフェ「Poteto&Cheese(ポテト&チーズ)」は、以前飼っていた石川さんの愛犬の名前から付けた。カフェは、犬連れでも、犬がいなくても利用できる。メニューは、秩父みそを使った「オリジナルカレー」(1,300円)、看板メニューの「ポテチィ」(700円)、長瀞蔵の日本酒(500円~)、コーヒー・紅茶(以上400円)などを提供する。

  「せっかくできた施設なので、『知らない人がやっている施設』と思われるのは寂しい。地元の人との交流がまだ少ないので、桜をきっかけに足を運んでもらえたら」と石川さんは来場を呼びかける。

 期間中、10時~16時は無料で入場できる。カフェの営業時間は、一般向けのランチ=11時~16時。期間中もキャンプサイトは通常営業しており、予約がない場合はドッグランとして利用できる(1匹1,000円)。4月6日まで。

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