秩父のご当地キャラクター「ポテくまくん10周年記念お誕生会&ぷめるちゃんお披露目会」が1月11日、秩父市地場産業センター(秩父市宮側町)で行われ、535人が参加した。
ポテくまくんの妹でもある「ぷめるちゃん」は、5月25日に秩父ミューズパーク(秩父市・小鹿野町にまたがる)で開催される「第75回全国植樹祭」と、ポテくまくんが誕生から10年を迎えたことを記念し、昨年5月4日に秩父グリーンフェスタで発表されたキャラクター。「ポテくまくんに妹?」と発表された際は、SNSや会場では驚きと喜びの声が上がった。今まではイラストだけで存在を明かしていたが、発表から約1年の時を経て、実体は初披露となった。
ぷめるちゃんはポテくまくん同様にクマの妖精。身長は秩父のB級グルメ「みそポテト」8串分。好物はメープルシロップで、特に秩父産のメープルシロップが好きで脇にはメープルシロップの入った瓶を抱えている。ぷめるちゃんの尻尾にはカエデの葉のマークが浮かび上がっている。
秩父市在住でポテくまくんのファンの五十嵐さんは「兄のポテくまくんはみそポテトが好きで、食べ過ぎてしまったことから頭からみそがにじんでしまったという経緯があることから、妹のぷめるちゃんも同様にメープルが頭からにじんでいるのでは?と、一部のファンの間ではささやかれている」と話す。
当日は、午前中にポテくまくん10周年の誕生会を行い、午後にぷめるちゃんのお披露目を行った。ぷめるちゃん登場の際には多くの来場者から「かわいい」などの声が上がり、盛大に歓迎された。
当日は、秩父地域のご当地キャラクターの「ブコーさん」(横瀬町)、「み~な」(皆野町)、「とろにゃん」(長瀞町)、「おがニャッピー」(小鹿野町)、「みどりの」(みどりの村)が駆け付け、くじ引き大会や写真撮影などで会場は盛り上がった。
ポテくまくんは誕生会の終わりに、「秩父地域のキャラクターのみんなも集まってくれて、最高の一日だった。これからも僕とぷめる、お友達の応援をシクヨロ~。それじゃみんなアバネ~」と呼びかけた。
秩父市広報広聴課の岩田直樹さんは「これからも秩父市のためにアピールしてもらえれば。兄のポテくまくん同様、妹のぷめるちゃんも応援してほしい」と話す。ポテくまくんが別れ際に言う「アバネ」については、「恐らくポテくまくんの世界での別れのあいさつなのでは」と話す。