埼玉県立川の博物館(寄居町小園、TEL 048-581-7333)で11月6日、障害者ウイークイベント「こころとからだのバリアフリー~はくぶつかんたいけん~」が始まった。12月の障害者ウイークを前に行う。
同館では県内にある特別支援学校の生徒らの利用が多いことから、以前から受け入れのためのスタッフ研修を実施しており、2017(平成29)年から障害者ウイークイベントを開いてきた。2021年3月に宮代特別支援学校生徒の作品展を開いたことをきっかけに、各支援学校の作品展も開いている。
今回は、深谷はばたき特別支援学校生徒の作品約100点を展示。本館第1展示室では、大きな音や強い光などの刺激に過敏な人たちに優しい「クワイエットアワー」を実施し、緊急以外の館内放送を取りやめたり、対象者に音や光をセーブするイヤーマフやサングラスを貸し出したりする。
10日の11時~と13時30分~は、大阪の公立学校を舞台にしたドキュメンタリー映画「みんなの学校」を上映し、障害のある子どもたちと健常児と同じ教室で学ぶ。17日13時からは本館前広場で、深谷はばたき特別支援学校OBの「音楽クラブ☆ハッピー」と秩父特別支援学校太鼓クラブによる野外ライブも行う。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、大人=410円、高校生・学生=200円。今月17日まで。