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秩父のアートイベント「さとぴく」 52店の出店とアート体験を

さとぴくでは大人もこどもも一緒にアート体験が可能

さとぴくでは大人もこどもも一緒にアート体験が可能

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 皆野町の「Mahora稲穂山」(皆野町皆野稲穂山)で10月19日、秩父のアートイベント「みなの里山アートピック(通称=さとぴく)」が行われる。

全体の会場マップ シャトルバスは1時間に1本の発車予定

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 今年で7年目となる同イベントは、今年から入場料を無料にする。実行委員会代表の坂本典明さんは「さとぴくは、たくさんの人にアート体験を楽しんでもらって『アートって自由なんだ』と感じてもらい、アート表現のハードルを下げることが、最終的に日々の暮らしや心を豊かにすることにつながると信じて活動をしている。そんな中、入場料が原因で参加できない子ども達が多くいるということを3カ所で聞いた。すぐに運営メンバーと相談し、運営資金の事を考えるのは後回しにしてでも入場料は無料にする必要があると判断した」と振り返る。

 当日は飲食店やアート作品、アクセサリーなどの物販やワークショップ、占い、マッサージ、キャンピングカー展示など52の出店に加え、音楽やダンス、即興劇など19組のライブパフォーマンスを予定する。

 その他、コスプレコンテストや、フリーステージでのアコースティック演奏やカラオケの飛び入り参加なども開催する。食紅で作った色水鉄砲を使ってお互いのTシャツを染めるゲームに、会場を回りながら楽しめる謎解きゲームなど、来場者が一緒に体験できる参加型のパフォーマンスを数多く行う。さらに今年は会場を拡大。同園にある美術館を一部開放し、当日作ったアート作品を飾れるようにした。

 坂本さんは「いろいろな企画をさとぴく内に組み込んでいて、とにかくここに来れば一日中アート体験が楽しめるようにしている。人によって楽しいと思う感覚は違うので、ぜひイベント内でお気に入りを見つけてほしい。飲食店も多く出るので、食事だけ食べに来る人ももちろん楽しんでもらえたら」と話す。

 アート体験を通した地域の交流として、皆野高校(皆野町大渕)や皆野中学校(皆野)、秩父高校(秩父市上町)の有志の学生を中心とした作品も会場内の「青の森」に展示する。同展示場は秩父で材木業を営むウッディーコイケ(下影森)から建築材にならない木材を譲り受け、青く塗ってから会場に飾る。

 坂本さんは「アート教育の種まきの要素も担っているため、1年に1度のイベントだが、準備の過程でもアート体験を楽しめるように仕組みを検討しながら行っている。同時に、秩父地域の企業の日常業務や活動内容を知ってもらい、より多くの側面で秩父の魅力をPRしていければ。学生の作品は屋外の森の中に飾られ、夜には青いライトでライトアップするので、昼のさとぴくと夜のさとぴく、両方の側面を里山の自然と一緒に楽しんでもらいたい」と呼びかける。

開催時間は10時~19時。入場料無料。謎解きゲームは500円で参加が可能。

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