「DRINK STAND machikado（ドリンクスタンドマチカド）」（秩父市番場町）が秩父神社の表参道である番場通りにオープンして、8月9日で3カ月がたった。

秩父の特産を使ったアイスなどのスイーツが人気

　同店は秩父のバー「BAR Te・Airigh（バー　チェ・アリー）」（宮側町）の姉妹店。秩父地域の果物や蜂蜜を使ったドリンクやスイーツの他、秩父のウイスキー「イチローズモルト」などを提供する。

　店主の横田武志さんは「『茶畑や和紅茶の生産を担う人がいない』と聞いたのが出店のきっかけ」と振り返る。「秩父にはおいしい和紅茶や蜂蜜や果物を生産している方々がいるので、店のメニューとして提供することで、まずは秩父のものを知ってもらえれば。ゆくゆくは、生産現場にも興味を持つきっかけになれば」と期待を込める。

　メニューの「横瀬産 和紅茶アイス」（550円）は和紅茶をロイヤルミルクティーのように煮出した後、さらに茶葉を加えることで「しっかりと渋みも感じられるよう工夫した」という。ソフトアイスクリームにイチゴや桃のソースをかけて食べるミルキーアイス（各650円）は「糖度や使うシロップをいろいろと試し、ソースが甘過ぎないように仕上げた」と横田さんは話す。

　「オープンから3カ月がたち、リピーターも増えてきた。秩父地域外からのお客さまで、当店を最終目的地にして、イチローズモルトを使った『DD（ダブルディスティラリーズ）アイスクリーム』（600円）を食べに訪れる方もいる。今後は地域に根付くような試みとして、学生割引を取り入れる予定。これからブドウの旬を迎えるので新しいメニューも増やしたい」と意気込む。

　営業時間は11時30分～16時（土曜・日曜は11時～17時）。火曜・水曜定休。